地球の反対側で考える(パラグアイから発信)

「パラグアイに行こう」の作者が地球の反対側で考えた事を綴ります。また訪日した感想も綴ります。

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自分自身が移住者なので、移住という言葉には大きな意味を感じます。日本では景気が低迷し、更にこれに震災が追い打ちを掛け日本経済にはかつてない程の閉塞感が漂っているように見えます。日本人の中にはこのままの生活で良いのか、ずっと日本に住み続けて良いのか悩み始めている人も多いのではないでしょうか。自分の将来を考えてる際に「移住」という選択肢が浮かんで来るのは尤もな事であると思います。ただ実際に日本から離れて住んでいて何年か振りに訪日しますと正直日本の心地良さに驚きます。移住者の中でも子供が独立し経済的に余裕がある方は日本に戻られる方も居ます、自分の生まれ育った土地というのは本当に落ち着ける場所であると思います。

今でもよく「よく決心されましたね」とか「ずっと住み続けるのでしょうか」などと尋ねられますが、このような問い掛けには少々戸惑います。強い決心をして引っ越して来た訳でもありませんし、ずっと住み続けると決めた訳でもないからです。勿論、現在どこか他の所に移る気もないですし予定もありません多分このまま住み続ける事になると思っています。ただ正直言って将来の事は不確定で分かりませんので断言出来ません。ではどのような気持でここに越して来たのかと言いますと「引っ越し」をして来たという意識だけです。従ってまた引っ越しする可能性はあるかも知れないと思っているのです。日本から移住を検討される方も「引っ越し」であり、ただ引っ越し先が地球の反対側であるという風に考えれば良いと思います。パラグアイでも普通に市民が暮らしていて何も特別な事をしている訳ではありませんので余り堅苦しく考える必要は無いと思います。

ただ十分な準備は必要であると思います。東京生まれの東京育ちの人が東京ローカルの中小企業に勤めていて、親戚も友人もほとんどが東京圏に住んでいるとします。その人がある日突然全ての生活を清算し新幹線に飛び乗り大阪に行ったとします。このような人が次の日からしっかりと暮らせるとは到底思えません。親戚も知り合いも無い中で思うような住居、仕事を見つけるのは大変であると思います。移住したいと問い合わせをされて来る人の中にはこれと同じような事をしようと考えている人が居ますが言語も生活習慣も分からない中では少々無謀ではないでしょうか。

最近日本の方から移住の問い合わせが増えています。以前と異なるのは多くが将来への不安からで余りポジティブなものではありません。どのような情報、根拠からか分かりませんが乏しい情報の中、頭の中で勝手にイメージし、自分の南米、自分のパラグアイを頭の中で想像し膨らませているように見えます。一度も訪問した事が無い国が想像通りのはずは無いのは当然なので問い合わせにはいつも「一度訪問されると良いでしょう」と答えています。実際にある程度の滞在して体験すると自分が暮らせるのか暮らしたいのか分かると思います。客家の名言の一つに「百聞は一見にしかず されど百見は一行にしかず」というのがあります。百回聞くより一回見た方が分かる、しかし百回見たより一回体験した方が分かるという意味で実体験が重要であるという意味で、まさにその通りであると思います。 

移住後の生活には2種類あるように見えます。一つは年金などで暮らしていて老後をエンジョイしようと考えている方です。ある程度経済的に余裕がある方は例えば半年間アパートホテルを長期で借り南米に滞在されるというのも良いと思います。気に入ればまた来れば良いと思いますし、訪問の度に滞在先を変更する事も可能です。昔と比較して航空運賃が下がっていますので日本と比較して物価の安い南米に半年滞在する生活をしても日本で暮らすのとトータルのコストでは余り違いは無いでしょう。もう一つは比較的若い方で住み付き収入を得て生活するというケースで仕事を探し生きて行く事を考えなければなりません。この場合は仕事を始めるまで少なくても一年くらいは言葉を勉強し、習慣を身に付ける方が良いかも知れません。しっかりと方向が定まってから動き出すのが良いと思います。

思うこと・作者の思うことを気ままに綴ります。-08 (2010-2011年)





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