地球の反対側で考える(パラグアイから発信)

「パラグアイに行こう」の作者が地球の反対側で考えた事を綴ります。また訪日した感想も綴ります。

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世界が未曾有の経済危機に陥っているというニュースが毎日のように流れています。米国では多くの金融機関、証券会社更にはGMなどの自動車産業が大きなダメージを受けているのだそうです。日本も大きな影響があるようで株価は下がりソニー、トヨタなどの世界的な企業も苦戦しています。実態の経済が相当悪いのは確かでしょうが何となく世間一般には深刻さは感じられず本当に不況なのだろうか、考え込んでしまいます。経済の指標等の数字を見ている限りではその通りなのでしょう。

ある方の論理によりますと資本主義というのは一種のねずみ講のようなもので最初に参加した国ほど多くの利益を得る事が出来、最後の方の参加者になると収奪ばかりされるのだそうです。最初の資本主義バージョン1では産業革命により起きたもので、英国が中心であり、利益は英国が独占していた。次のバージョン2はアヘン戦争で中国をはけ口として組み込み第一次世界大戦で十分なリセットが行われず、不安定な状況となり当時の5大工業国である日米英独ソ五カ国による叩き合い要するに第二次世界大戦により米国を除く4ヶ国が戦争で疲弊して終わりバージョン3は米国の覇権が確定して始まる。そしてその終りに近づいているというのがこの説です。

バージョン3である現在の資本主義は機械や電気装置、自動車など工業製品を売っている国が有利というものでしたが、米国はこの点で比較優位には立てないとみるとバージョン4へ移行する事を画策し、ITと金融が核となる資本主義へグロバリゼーションの名の下に世界中が向かうように仕向けているのが現状と見ています。全世界がこれに迎合する事無く冷ややかな国が多い事もあり、一旦挫折したのが今回の経済危機であると思います。

前のバージョンの資本主義が終了する際には世界は二つの世界大戦という痛みを経験しました。現在は大きな出来事と言っても株価が下がった会社の経営状況が良くないなど見た目には何も変わっていない要するにインフラの破壊や戦争などは起きていません。これでは余りにもバージョンを変えて新たな資本主義に入るのにはパワー不足、弱い気がします。そうなりますとどこかで戦争を企てるかも知れません、大戦争が勃発して世界中が巻き込まれ大きなインフレを起こし、多くの国では債務を帳消しにしてまたゼロからスタートするという事です。ただ次のバージョンが米国の狙っている「IT」と}金融」そして著作権などの「知的財産」が中心になるのかどうかは分からないと思います。米国は座して世界中から使用料のような形でお金が入って来るという米国にとってだけは非常に有利で都合の良いシステムを世界が受け入れるとは到底思えません。9・11のような反発は当然であり、米国の為に世界が働くような仕組みに追随はしないでしょう。そうなりますと混乱は当分続くと考えていた方が良いのかも知れませんね。 

世界全体で同じ見方であるとは言えません。南米では北半球の人は何故あれほど大騒ぎをしているのだろうと不思議に思っている事でしょう。勿論南米にも大波は押し寄せ甚大な影響が出ているのは間違いし、これからその危機は大きくなる事でしょう。それでも南米では多くの人は「大した事は無い」と考えていると思います。ブラジルの預金封鎖、アルゼンチンの経済危機、この20年間だけを取っても南米では様々な経済の荒波があり南米人は少々の波には平気になっており、乗り越える知恵を備えています。「この程度の事はよくあることさ、北米や欧州・日本の連中が何でこの程度の事で大騒ぎをしているのだとう」そして「ここは北半球の連中が元気が無いので今がチャンス」と考えている人が多いと思います。


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