地球の反対側で考える(パラグアイから発信)

「パラグアイに行こう」の作者が地球の反対側で考えた事を綴ります。また訪日した感想も綴ります。

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高度成長の時代までは「日本は世界で何位」のようなニュースが多かったように思います。戦後ほとんど何も無いような状況から出発し、冷戦化での戦争特需などがあり奇跡の経済復興を成し遂げ、自他共に認める経済大国になるまでは世界に存在を認められようと日本は謙虚に努力を積み重ねていたように見えます。外国への進出も如何に多くの国に自社の旗を立てるかの競争であったように思います。知的な事は欧米人が上でアジア人の製造した電化製品や自動車など良かろうはずが無いと考えていた当時の人達に売り込む努力を重ね、信用を積み上げ、「日本ブランド」を確立しました。当時の人達のご苦労は大変なものであったと想像します。

バブルの80年代に日本は慢心して感覚が麻痺してしまったように見えます。謙虚が不足している、自分を特別な存在と思うような傲慢さが見て取れるのです。テレビで一例を挙げますと「アジア」という表現が出て来ますがほんとどの場合「日本を除くアジア」の意味に使われています。日本はアジアに入らないと考えているようです。その一方ではアジアの中核としての役割などというと日本がその中心になるべきである、と思っているようです。あるテレビのドキュメンタリーで競争が激化している中国市場で日本のある有名家電メーカーが苦戦を強いられ、その際に「おかしいなあ、ブランドがあるのに」と自社のブランドを過大評価している姿を映し出していました。確かに日本のメーカーは一時代を築きましたが、もう日本ブランドで売れる時代は終わりつつあります。南米の家電センターとなっているエステ市でも以前は日本メーカーの電化製品が大半を占めていましたが、現在は韓国製品に占領されてしまっています。三星、LGなどの製品が中心となり、DVDなどのディスクも韓国メーカーのものとなっています。最近家電メーカーの決算が悪いようですが、この状況では仕方が無いと思います。

自動車は豊田、本田などが世界の人気で市場を席巻しているように見えますが、現在売れているのは数年前の製品の良さの為であって、現在の製品の良さで売れているのでは無いと思います。これは家電製品と同じで数年後には家電製品と同じように韓国メーカーの自動車に取り換わられるのではないかと心配になります。最近の現代自動車の見た目の良さは大したもので、ユーザーに聞きますと以前のような問題は無い、非常に良くなったと言います。何も日本車で無くても良いではないかという気分が日本人・日系人の中にも生じていて少しづつ韓国車に乗る人が増えています。日本メーカーの自動車との差は小さくなっているので価格面での差が大きいだけにユーザーは後数年後には韓国車に対して抵抗無く買うようになるのではないかと想像しています。

南米に住んでいて感じるのはこのまま放置しておきますと全ての点で日本抜きが始まるのではないかと感じます。世界の他の国にとっては日本が無くても貧乏になって生活に困るような事があっても他所事で別に関係ありません。外での実態と日本人の意識とのギャップは大きいものがあります。例えばフィリピンから介護士を受け入れる事になったそうですが、実際にフィリピンの人が希望するのはカナダやイスラエルであり、日本へ行きたいと思っている人はそれほど多くはありません。「日本というすばらしい国に入れてやるから高いハードルを満たして来い」というような姿勢では到底良い人材を確保するのは多分難しいでしょう。日本が魅力ある国であり、活力溢れる国であること、世界に日本シンパを多く作る事、そして在外の日本人・日系人という財産を大切にする事が望まれます。老人ばかりの国に将来はありません、如何にして子供を増やして行くのか、本気で考えなくてはいけません、外国から留学生をもっと大量に受け入れて日本のファンになってもらう努力をしなければなりません。そして在外邦人を棄民として切り捨て日本で3K要員として使い捨てするだけでは余りにももったいない、日本の大切な財産である事をしっかりと受け止め、育てていく必要があると考えています。
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