地球の反対側で考える(パラグアイから発信)

「パラグアイに行こう」の作者が地球の反対側で考えた事を綴ります。また訪日した感想も綴ります。

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インターネットの発達は社会の在り方を大きく変えて来ましたが教育の世界にも大きな影響を与えているように思います。日本において数十年前に留学と言いますと大学院で優秀な成績を収めた人が国費で将来研究者となった時の箔を付ける為に遊学に行くという感覚であったと思います。教授になった時に欧米の大学に在籍したという経歴を誇示するのが目的でしっかりとした研究をする為ではなかったように思います。日本が米国と並ぶ経済大国で日本企業が羨望の的であった時代では日本の有名企業に就職する事を考えれば敢えて若い時代に自ら外国の大学に進学する理由は無かったのでしょう。

21世紀に入りインターネットの利用が進み、ますますグローバル化が進行しているように感じます。世界中の優秀な高校生は自国の大学だけでは無く世界の大学の中でどこに進学するのかインターネットで調べ絞り込んで選んでいるように思います。現在世界で人気が高いのが英米の一流大学のようです。日本の大学は今まで日本の高校生向けのもので日本の企業・役所に就職する事を前提に成り立っています。また世界標準が9月入学の中、4月入学という世界でもほとんど例の無い制度となっています。携帯電話の世界の中で孤立し独自の進化を遂げたので「ガラパゴス系」、ガラ系と呼ばれていましたが大学に関しても同じようなガラパゴス系が進行しているように見えます。一部の私立大学では例えば立命館では九州に立命館アジア太平洋大学という専門の大学を設立し国際経営と観光の専門家を育成するという明確な方針を立て多くの学生を集めています。国際基督教大学、上智大学ではかなり以前から英語での教育に取り組んでおり、実績を積み上げています。日本の大学の国際化が必要だとしてその後様々な国際何とか学部が誕生しています。国際関係学部、国際教養学部、国際文化学部、国際観光学部、国際経済学部、国際情報学部、国際経営学部そのほかそのほか色々な名称の学部があります。少子高齢化で学生が減る中で国際と付けば学生が集まる時代があったのでしょう。中には一年間の留学を義務付けている学校もあるようです。内容は多くの大学では英語を中心とする外国語教育と一般教養で「第二外国語学部」と揶揄されている学校もあるようです。

政府としても日本の大学の国際化が進んで居ないとして留学生を呼び込もうと真剣に取り組むようになり、英語で大学を卒業出来るようなプログラムを奨励し条件を満たした大学には支援を行っているようです。リーダーシップを育てる等の文言が並んでいるコースもありますが外国人から見て「何が日本の魅力」なのか理解していないように見えます。多分日本に関心を持つ高校生が居るとすれば大別して二通りでマンガ等から日本文化に憧れる人か経済大国として成功した日本のノーハウを実務を学びたいと人でしょう。日本式経営の真髄に迫りますというようなカリキュラムを組めばもっと学生を集められるのではないかと思っています。入学時期、英語教育、日本人の高校生対象で日本企業の予備校となっている現在の大学の模索は続いています。明確な方向性が無い中、多くの大学は危機感を持って臨んでいますが、国際大学ランキング等を見ていますとむしろ下落の一途で成果が出ていないように見えます。大学をどうするのか教育の骨幹ですし日本の大学に活気か在る事は日本の将来に非常に重要な事であると思います、国民的な議論が必要なのかも知れませんね。

地球の反対側から日本を見て

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